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医療事故
著者: 齋藤孝次1
所属機関: 1釧路孝仁会記念病院
ページ範囲:P.113 - P.114
文献購入ページに移動 医療事故は影響の少ないものから生命や機能予後に大きく影響するものまで種々ある.この医療事故を少なくし,より安全な質の高い医療を提供することはわれわれ医療に携わる者にとっての大きな責務である.医療事故を考えてみたとき,取り上げ方により色々なことを考えることができる.1つは医療事故と医療の発展についてである.また,医療事故が医師や医療機関へのバッシング報道として扱われたときの,医師やこれから医師になる学生の進路に対する影響である.また医師と患者の関係についても大きな影響があると考えられる.これらのことについて少し述べたいと思う.
医療の発展は目覚しいものがあり,とりわけ1970年代の初めにCTが導入され,革命的な変革を遂げた画像診断分野はMRIの開発も加わり相乗効果でますます進歩してきている.手術も内視鏡を利用したものなど,より低侵襲で安全なものに変わってきており,医薬の分野でもよりよい薬が開発され普及してきている.
医療の発展は目覚しいものがあり,とりわけ1970年代の初めにCTが導入され,革命的な変革を遂げた画像診断分野はMRIの開発も加わり相乗効果でますます進歩してきている.手術も内視鏡を利用したものなど,より低侵襲で安全なものに変わってきており,医薬の分野でもよりよい薬が開発され普及してきている.
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