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書評
『標準組織学 各論 第4版』--藤田尚男・藤田恒夫●著
著者: 山浦晶12
所属機関: 1千葉県立保健医療大学 2千葉大学
ページ範囲:P.201 - P.201
文献購入ページに移動 はからずも『標準組織学 各論 第4版』(医学書院)の書評を書くことになった.私の学生時代に名物教授が担当する組織学は難関のひとつであり,厳格に勉強させられたものだが,以来ほぼ半世紀を経て,組織学教科書の書評とは不思議な縁である.
ことの発端は,脳神経外科医でかつ童話作家の藤原一枝氏が,脳神経外科では脳脊髄液の排出については,「arachnoid granulationから静脈洞を経由して大循環に還流する」とされているようだが,これは誤りではないかと,文献付きで指摘されたことにある.藤原氏の示す文献を読むと,確かに私どもの(私だけかも知れないが)思い込みであり誤りであったようだ.
ことの発端は,脳神経外科医でかつ童話作家の藤原一枝氏が,脳神経外科では脳脊髄液の排出については,「arachnoid granulationから静脈洞を経由して大循環に還流する」とされているようだが,これは誤りではないかと,文献付きで指摘されたことにある.藤原氏の示す文献を読むと,確かに私どもの(私だけかも知れないが)思い込みであり誤りであったようだ.
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