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読者からの手紙
組織的な若手研究者海外派遣事業を利用したPittsburgh短期留学記
著者: 石川栄一1
所属機関: 1筑波大学人間総合科学研究科脳神経外科
ページ範囲:P.701 - P.703
文献購入ページに移動 このたび,「組織的な若手研究者海外派遣事業」というプログラムにより2011年1月から3月の間,Pittsburghに短期留学しましたので,短期留学の有用性も含め紹介させていただきます.この事業は,実施計画が採択された一部の大学において若手研究者(講師,助教などで42歳以下の者など),大学院生,医員,医学類生を対象として,当大学の場合3年間でおよそ90名の海外渡航を補助するというものです.補助は,原則として2カ月以上1年未満の「研究」を目的とした渡航を対象とし,一定の渡航費と滞在費が補助されるという内容です.申請書,履歴書,グループ長教授の署名付きの推薦書,派遣先からの招聘状,全研究業績とその中で最も優れていると思われる論文2報の別刷などを提出し,審査に通ればこのプログラムを利用することが可能です.
私の場合,脳神経外科領域の免疫研究のブラッシュアップのための非常によい機会と考え,本プログラムに参加させていただきました.学内の業務の関係もあり,3カ月弱の短期,しかも1月からというあまり一般的ではない時期の留学となりました.受け入れ先は,脳腫瘍免疫研究の主たる発信地であるPittsburgh大学の岡田秀穂先生の所(Pittsburgh大学がん研究所岡田研究室)にと,計画時から考えておりました.特別なコネクションもなく,ぶしつけながら目的と多少の業績を記したメールにて受け入れをお願いいたしましたが,非常に快いお返事をいただき大変感謝しております.
私の場合,脳神経外科領域の免疫研究のブラッシュアップのための非常によい機会と考え,本プログラムに参加させていただきました.学内の業務の関係もあり,3カ月弱の短期,しかも1月からというあまり一般的ではない時期の留学となりました.受け入れ先は,脳腫瘍免疫研究の主たる発信地であるPittsburgh大学の岡田秀穂先生の所(Pittsburgh大学がん研究所岡田研究室)にと,計画時から考えておりました.特別なコネクションもなく,ぶしつけながら目的と多少の業績を記したメールにて受け入れをお願いいたしましたが,非常に快いお返事をいただき大変感謝しております.
参考文献
1)藤田 貢:海外留学記~ピッツバーグ大学留学便り~.No Shinkei Geka 38:397-399, 2010
2)Fujita M, Scheurer ME, Decker SA, McDonald HA, Kohanbash G, Kastenhuber ER, Kato H, Bondy ML, Ohlfest JR, Okada H:Role of type 1 IFNs in antiglioma immunosurveillance -using mouse studies to guide examination of novel prognostic markers in humans. Clin Cancer Res 16:3409-3419, 2010
3)Fujita M, Kohanbash G, Fellows-Mayle W, Hamilton RL, Komohara Y, Decker SA, Ohlfest JR, Okada H:COX-2 blockade suppresses gliomagenesis by inhibiting myeloid-derived suppressor cells. Cancer Res 71:2664-2674, 2011
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