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研究
脳動脈瘤破裂後の水頭症
著者: 水上公宏1 金弘1 荒木五郎2 美原博2
所属機関: 1脳血管研究所美原記念病脳神経外科 2脳血管研究所美原記念病脳神経内科
ページ範囲:P.33 - P.41
文献購入ページに移動脳動脈瘤破裂後にしばしばcommunicating hydrocephalusを来すことはよく知られている.このcommu-nicating hydrocephalusは急性期においては意識障害をもたらす原因の1つとなり,慢性期においては精神機能の低下や,さまざまな神経症状をひき起す原因となり得る.したがって破裂脳動脈瘤の治療成績の向上をはかるためには,このcommunicating hydrocephalusを早期に診断し,これに対処することが重要である.
本論文では,著者らの臨床データをもとに種々の検討を加え,この破裂脳動脈瘤後のcommunicating hydrocephalusの発現機序,病態の解明を試みるとともに,その診断ならびに髄液短絡手術の適応について述べる.
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