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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科4巻1号

1976年01月発行

文献概要

研究

下垂体およびその近傍腫瘍の内分泌学的検討(第2報)—術直後(照射前)の下垂体機能について

著者: 魚住徹1 森信太郎1 渡部優2 滝本昇2 最上平太郎2 橋本琢磨3 大西利夫3 宮井潔3 熊原雄一3

所属機関: 1広島大学脳神経外科 2大阪大学脳神経外科 3大阪大学中央臨床検査科

ページ範囲:P.73 - P.78

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Ⅰ.緒言
 トルコ鞍及びその近傍腫瘍の治療方法の主体は手術及び照射療法であるが腫瘍の局在従って治療の侵襲が視床下部,下垂体に直接及ぶ以上,予後を決定する因子のうち,下垂体機能の術前から術後にわたる変遷は重大な因子と言わなければならない.しかしながら,この分野の研究は末梢内分泌臓器機能を指標として行われてきたために必ずしも正確とは言い難い.
 我々は下垂体ホルモン直接測定を用いて下垂体ホルモン分泌能を術前,術直後,照射直後,更にその後長期間にわたって綿密に追求を続けている.我々の研究の第1報においては,その術前の機能を明らかにし,この第2報においては,術直後(照射前)の下垂体機能の実態を示したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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