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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科4巻10号

1976年10月発行

文献概要

診断セミナー

Akinetic Mutism

著者: 大友英一1

所属機関: 1浴風会病院内科

ページ範囲:P.941 - P.946

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Ⅰ.はじめに
 akinetic mutism,無動性無言は1つの症候群といえるものであるが,たとえばHorrer症候群における眼瞼下垂,瞳孔縮小,眼球陥凹のごとき明確な徴候,またtriasともいうべき必須の徴候が必ずしも明らかに定義されているわけではない.その出現する疾患,病状も様々であり,冒された部位も動揺に富んでおり,最近注目されている類縁の状態,locked-in syndromeのごとくcriteriaの明確なものとは異なっている.また類似の症候群,失外套症候群,das apallische Syndrom(以後A.S.と略す)との異同についても議論が多い.
 akinetic mutism(以後A.M.と略す)は一言でいえばその語の示すごとくmutism(無言)とakinesia(無動)である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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