icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科4巻10号

1976年10月発行

文献概要

症例

視交叉部クモ膜炎症状で発症した脳動静脈奇形の1例

著者: 伊藤建次郎1 三田礼造1 鈴木重晴1 松山秀一2

所属機関: 1弘前大学脳神経外科 2弘前大学眼科

ページ範囲:P.1011 - P.1017

文献購入ページに移動
Ⅰ.はじめに
 視交叉部クモ膜炎は,19世紀末初めて手術により確認されて以来,種々の名称で呼ばれているが3,17,23),本症が視神経障害の原因として注目されてきたのは,視交叉症状のために開頭され,この症状が,この部のクモ膜の炎症性癒着または嚢腫すなわち視交叉偽脳腫瘍によったものとして,しばしば報告されてきたからにほかならない.
 さて,本症の原因としては,従来、種々述べられているが,これが脳動静脈奇形に起因し視力障害を呈したものとしては,我々が文献的に調べた限りでは,現在まで報告されていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら