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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科4巻2号

1976年02月発行

文献概要

症例

頭蓋骨原発Osteosarcomaの1例

著者: 尾藤昭二1 榊三郎1 郷間徹1

所属機関: 1大阪厚生年金病院脳神経外科

ページ範囲:P.191 - P.195

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Ⅰ.緒言
 原発性頭蓋骨腫瘍は一般に少なく,脳腫瘍に比べて診断が比較的容易であることから関心がはらわれることが少ない,なかでもosteogenic sarcomaが頭蓋骨に原発することはむしろ稀であり,その根治手術は解剖学的位置関係から困難である場合が少なくなく予後は極めて悪い.
 著者らは前頭骨の左前額部,左上眼窩縁,左前頭蓋底にひろがったosteosarcomaを経験した.本例は摘出手術後2年7カ月経過した現在元気に就業しているが比較的長期間生存している症例であり報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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