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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科4巻3号

1976年03月発行

文献概要

研究

松果体腫瘍に対する治療と予後—追跡調査による検討

著者: 石井鐐二1 土田正1 本多拓1 植木幸明1 小宅洋2

所属機関: 1新潟大学脳研究所脳神経外科 2新潟大学脳研究所神経病理

ページ範囲:P.263 - P.270

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 欧米諸国に比較し,わが国においては松果体腫瘍の発生頻度が著しく高いことはよく知られている1,4,6,16,19,20).したがってその治療法に関しては関心がはなはだ高く,従来も多くの報告がなされてきた7,17,18).そしてその治療方法として松果体腫(Two cell pattern pinealoma)は放射線によく反応するため照射療法がきわめて有効であることはつとにみとめられ2,5,12,13),われわれもそれに一致する報告をしてきた7,8).今回はさらに自験例をふりかえり,治療法を再検討してみた.
 症例は昭和10年より48年までに経験した松果体腫瘍96例(追跡調査が不能であった1例を除き,いわゆる異所性松果体腫Ectopic pinealomaを含む)で,これらについて行なった治療,特に照射および手術療法を中心にその成績を分析した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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