文献詳細
文献概要
研究
頭蓋内クモ膜下腔におけるDimer-X®(第1報)—その毒性
著者: 西川方夫1 米川泰弘1
所属機関: 1チューリッヒ大学脳神経外科
ページ範囲:P.543 - P.547
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
空気脳室造影の不確実さ,不鮮明さおよび油性造影剤使用時の操作のやっかいさなどのため,水溶性造影剤の出現とともに最近では前二者にかわり,水溶性剤が脳室造影に使用されることが多くなってきた.
しかし使用例の増加とともに,種々の副作用の出現が報告されつつあり,ことに脳室造影術後の痙攣発作の出現がその最も重篤なものとして注目されている.これは種々の抗痙攣剤治療に抵抗し,まれならず患者は死に至るといわれている.
空気脳室造影の不確実さ,不鮮明さおよび油性造影剤使用時の操作のやっかいさなどのため,水溶性造影剤の出現とともに最近では前二者にかわり,水溶性剤が脳室造影に使用されることが多くなってきた.
しかし使用例の増加とともに,種々の副作用の出現が報告されつつあり,ことに脳室造影術後の痙攣発作の出現がその最も重篤なものとして注目されている.これは種々の抗痙攣剤治療に抵抗し,まれならず患者は死に至るといわれている.
掲載誌情報