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研究
開頭手術において脳血管写像上の頭蓋内天幕上病巣位置を患者頭皮上へあてはめる方法
著者: 宮崎雄二1
所属機関: 1札幌医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.673 - P.678
文献購入ページに移動頭蓋内天幕上病巣の位置とひろがりを知るための惜報を提供してくれる最も重要な検査資料は,現今においては脳血管撮影像であり,脳神経外科医は脳血管撮影像上に描出されている天幕上病巣の位置とひろがりを手術時に患者頭部へあてはめることによって頭蓋骨窓作製位置を設定し,これによって開頭手術の第1歩を踏み出すこととなる.しかし頭部は球体であるため頭皮上からの頭蓋腔内病巣位置の推定が必ずしも容易でない上に,脳血管撮影像は球体内構成体がX線フィルムという平面へ投映された像であるという欠点と問題点がある.
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