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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科4巻8号

1976年08月発行

文献概要

診断セミナー

眼球振盪(眼振)—病的自発眼振検査を中心に

著者: 渡辺勈1

所属機関: 1東京医科歯科大学耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.733 - P.738

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はじめに
 眼球振盪(眼振と略称:Nystagmus)は,反射性ないしは不随意的な,律動的な眼球の往復運動で,左右(水平),上下(垂直),左右回旋などの相反する2つの方向の動きを規則的に交互に繰り返すものである.
 眼振は本来は,外界の事物の動きや自己の動きに伴って,固視している状態を保持するために発現するものであり,この種の生理的眼振をJung(1948)は"Nystagmus dient zur Erhaltungoptischer Fixpunkte in den wechselnden Beziehungen von Korper und Umwelt"と表現している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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