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研究
外傷性硬膜外血腫における脳血管撮影上のextravasationについて—その臨床的意義と手術適応
著者: 岡田慶一1 石川誠1 武田文和1 川淵純一1 狩野忠雄2 若尾哲夫3 熊谷紀元3
所属機関: 1群馬大学脳神経外科 2前橋赤十字病院脳神経外科 3山梨県立中央病院脳神経外科
ページ範囲:P.763 - P.774
文献購入ページに移動外傷性硬膜外血腫の出血源の大部分は硬膜動脈が頭蓋骨々折線と交叉する部にあり,この血管の破綻が脳血管撮影上,まれに造影剤の血管外漏出,いわゆるextravasationとして認められることがある.このextravasationの硬膜外血腫診断上の意義と病態については,今までにいくつかの検討がなされているが,多くは数例の報告にとどまっている.われわれはここに自験例20例について,その臨床的意義を手術適応との関連を中心に考察した.
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