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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科4巻9号

1976年09月発行

文献概要

総説

中枢神経の再生と可塑性

著者: 佐藤文明1

所属機関: 1自治医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.823 - P.830

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 哺乳動物の中枢神経において神経線維の再生が見られることは一般に認められている.しかし再生神経線維の伸長は微弱で限定されており,機能回復の主役をなしているとは思われない.
 中枢神経が部分的に破壊されても,機能的回復が見られることを,われわれは日常経験している.たとえば脳・脊髄損傷や血管障害で後遺神経症候が出現しても,数カ月—数年の間にかなり回復する.コルドトミーのような除痛手術後においても,痛みの再発はほとんど必発である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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