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診断セミナー
眼底出血
著者: 筒井純1
所属機関: 1川崎医科大学神経眼科
ページ範囲:P.839 - P.841
文献購入ページに移動Ⅰ.眼底検査の器械と手技
眼底検査が眼科以外の科でも日常の診察に広く活用されるようになったことは,はなはだ結構なことと考える.そこで知っておかなければならないことは,検眼鏡で見ている眼底はどの程度の範囲であるかということである.
今日眼科で行っている全眼底の検査法は,必ず散瞳薬により極大散瞳させ,双眼倒像検眼鏡またはボンノスコープと,+20Dのレンズを用いた倒像眼底検査法である.そして鋸状縁まで見るために,強膜圧迫子や3面鏡を用いる.このような方法によらなければ,眼底のすべてを見たとはいえないのである.
眼底検査が眼科以外の科でも日常の診察に広く活用されるようになったことは,はなはだ結構なことと考える.そこで知っておかなければならないことは,検眼鏡で見ている眼底はどの程度の範囲であるかということである.
今日眼科で行っている全眼底の検査法は,必ず散瞳薬により極大散瞳させ,双眼倒像検眼鏡またはボンノスコープと,+20Dのレンズを用いた倒像眼底検査法である.そして鋸状縁まで見るために,強膜圧迫子や3面鏡を用いる.このような方法によらなければ,眼底のすべてを見たとはいえないのである.
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