本年9月に開催された上海国際脳神経外科学会での講演を依頼されていたので,私は上海訪問を楽しみにしていた.ところが,急に尖閣諸島の領有権に関する両国間の争いが発生し,中国国内では過激な反日運動が起こり,日本製品のボイコット,日本企業の工場の破壊などが次々に発生する事態となった.私は中国訪問について,せっかく温かい招待を受けていたので,訪問すべきか,断るか迷った末に,「中国の脳神経外科医の友情は十分に理解しているが,私が中国を訪問することによって,私を招待してくださった方々に,いささかでも不愉快な思いをさせては申し訳ないと考え,訪中を中止せざるを得ない」とメールを送った.このメールには直ちに返信が来て,「あなたの決断はよく理解できる,このような国家間の争いが1日も早く解決し,今日まで続いてきた両国の友好関係の流れが戻ることを願っている.落ち着いたら中国を訪問してください」と記されていた.このような国際的な危機に直面しても,お互いに永年付き合っている脳神経外科医の間には,いささかの変化もないことが直ちに伝わってきて,ほっとしたところであった.
考えてみれば,このような時期の国際外交には,政府として相手国の主張にも耳を傾けて,お互いに理解し合った国際友好関係を維持するような心掛けと,永い目で国の将来を真摯に考えて行動をとる外交手腕が問われるところである.実情は,自分が正しいと述べるだけで,いささかの解決策も示さない今日の政治には,ただただ失望するばかりである.私ども,年とった世代は世界大戦の惨めさを身に沁みて知り尽くし,二度と戦争があってはならないと考えているのであるが,現在の政府は,そのような危機感は持ち合わせていないように思われる.領土問題は戦争の引き金になる可能性が高いが,それとともに両国の経済・社会・文化の交流の断絶に直結する問題であり,1日も早く平和に解決することを期待している.私ども脳神経外科医の数は,人口のごく一部を占めるに過ぎないが,良識があり,このような草の根の集団が国際間で次々に築かれていくことが,将来の平和と繁栄につながることであろう.
雑誌目次
Neurological Surgery 脳神経外科40巻12号
2012年12月発行
雑誌目次
扉
国際友好関係の推進
著者: 髙倉公朋
ページ範囲:P.1049 - P.1050
総説
認知症診断の最近の進歩―アルツハイマー病のMRIとPETによる画像診断
著者: 松成一朗
ページ範囲:P.1051 - P.1063
Ⅰ.はじめに
アルツハイマー病をはじめとする認知症は,高齢化社会を迎えるわが国の健康上の最大の心配事の1つである.世界中でさまざまな治療法(治療薬)の研究開発が行われているが,今後どんなに優れた治療法が出現しても,病気が進行して脳細胞が大量に死滅してしまってからでは治療効果にも限界があると考えられる.したがって,早期発見・早期治療が重要となってくることは容易に推察できる.
近年,アルツハイマー病などの認知症を極めて早期に発見できる診断法として,PETやMRIなどの画像バイオマーカーが注目されている.現在,わが国においては画像バイオマーカーを用いたアルツハイマー病の多施設研究であるJapanese Alzheimer's Disease Neuroimaging Initiative (J-ADNI)が進行中である.われわれの施設では,金沢大学脳老化・神経病態学講座との共同研究で,2002年2月より認知症などの脳変性疾患の早期診断法の確立を目指して「石川ブレインイメージング研究」を開始しており,これまで1,265例以上の健常ボランティアと496例以上の認知症(疑い含む)患者のFDG PET,MRIなどを施行してきた.本稿では,これらの経験を踏まえ,MRI/PETなど画像でみる脳老化と認知症について概説する.
研究
くも膜下出血患者における脳性ナトリウム利尿ペプチドの検討
著者: 河村陽一郎 , 井上浩平 , 坂井英生 , 中島進
ページ範囲:P.1065 - P.1070
Ⅰ.はじめに
血中の脳性ナトリウム利尿ペプチド(brain natriuretic peptide:BNP) は心不全の重症度と相関し,生命予後の予測因子となることが知られている5).BNPは心室のみならず視床下部でも産生され,くも膜下出血(subarachnoid hemorrhage:SAH)において高値を示すとの報告がある1,10,15)が,依然として不明な点が多い.
また,脳血管攣縮(cerebral vasospasm:CVS)はmortalityやmorbidityに大きく影響する2).低侵襲で簡便に,かつ早期にCVSを予測または検知できる方法が望まれる.これまでもCVSとBNPとの関連についての報告12,14)があるが,確定的ではない.
今回,自験例を後ろ向きに評価し,SAHにおける発症時BNP測定の意義について探り,また,CVS予測因子としての有用性について検討した.
開頭術時に眼球にかかっている圧はどれくらいか?:FlexiForceセンサーを用いた測定
著者: 岡田健 , 石川達哉 , 西村弘美 , 鈴木明文
ページ範囲:P.1071 - P.1077
Ⅰ.はじめに
眼科以外での手術後に,失明などの視力障害の発症を0.05~1%に認めることが以前から報告されており,その原因として,直接的な視神経損傷以外に,虚血性視神経症,網膜中心動脈閉塞症,網膜中心静脈閉塞症,皮質盲などが考えられている2,3).両側前頭開頭や前頭側頭開頭後においても1%以下の頻度ではあるが失明を来す報告があり,いったん発生するとその予後は極めて不良とされている2,3).開頭手術時に失明を来す要因としては,翻転された皮膚弁により眼球に圧迫が加わることで眼球内圧が亢進し,網膜や視神経を栄養している網膜中心動脈や短後毛様体動脈の循環不全を来すことが一因であると考えられている2).
当施設でも,前交通動脈瘤に対する両側前頭開頭でのbasal interhemispheric approachによる手術後に,片側の視力障害を呈した例を経験した.そこで2008年より開頭術時にFlexiForceセンサー(A201-1,ニッタ,大阪)による眼圧モニタリングを開始した.既に本センサーが眼球への過度の圧迫を防止する上で有効であることを報告したが4),今回症例を蓄積し新たな知見を得たので,その結果を報告する.
症例
硬膜に発生したextranodal marginal zone lymphomaの1例
著者: 山田正彦 , 平原一穂 , 友杉哲三 , 石井毅 , 谷口歩 , 西牟田洋介 , 川原団 , 貞村祐子 , 上津原甲一 , 末吉和宣 , 田代幸恵 , 吉野正 , 藤井将義
ページ範囲:P.1079 - P.1085
Ⅰ.はじめに
局所に長くとどまる傾向にあり,しかも長期生存が期待できるextranodal marginal zone B-cell lymphoma of mucosa-associated lymphoid tissue-type lymphoma(MALT lymphoma)は,IsaacsonとWrightが1983年に発表して以来,これまでさまざまな臓器で報告されてきた5).われわれは左片麻痺で発症し,画像診断では髄膜腫様の所見を示し,手術により硬膜腫瘍を呈し,病理学的にprimary central nervous system(CNS)diffuse large B-cell lymphomaと診断されたにもかかわらず,その後9年以上生存した症例を経験していた.この症例を長期生存の悪性リンパ腫の観点から病理学的に検討しなおし,primary MALT lymphoma of the dura(dural MALT lymphoma)と診断されたため,稀な疾患と考え,文献的考察を加えて報告する.
非優位半球頭頂葉グリオーマに対し線分二等分試験をタスクとして施行した覚醒下手術の2症例
著者: 北林朋宏 , 中田光俊 , 木下雅史 , 櫻井裕之 , 小林沙織 , 沖田浩一 , 南部裕子 , 林裕 , 濵田潤一郎
ページ範囲:P.1087 - P.1093
Ⅰ.はじめに
覚醒下手術は,てんかん外科の領域において術中に責任部位を同定するために発達してきた手術法であるが,即効性静脈麻酔薬(プロポフォール)が開発され腫瘍摘出術に応用されてから急速に発展した8).運動・言語野近傍の病変を切除する際に,術後の後遺症を回避するために適用されることが多く,非優位半球の頭頂葉病変に対する覚醒下手術は稀である12).しかし,下頭頂小葉障害による半側空間無視や上頭頂小葉障害による視覚性運動失調は,日常生活に多大な支障を来すため,回避したい合併症である10).今回われわれは非優位半球頭頂葉グリオーマの2例に対して,線分二等分試験をタスクとした覚醒下腫瘍摘出術を施行したので報告する.
周産期に進行性脳梗塞にて発症し両側頭蓋外内血行再建術を行ったもやもや病合併妊娠の1例
著者: 佐々木貴史 , 藤村幹 , 赤松洋祐 , 木村尚人 , 江面正幸 , 上之原広司 , 明城光三 , 冨永悌二
ページ範囲:P.1095 - P.1099
Ⅰ.はじめに
もやもや病は両側内頚動脈終末部,前および中大脳動脈近位部が進行性に狭窄・閉塞し,その付近に異常血管網の発達を認める原因不明の疾患である8).もやもや病の男女比は1:1.8と女性に多く,その発症年齢は10歳以下を中心とする若年型と30~40歳を中心とする成人型の二峰性を示す7,8).近年のmagnetic resonance imaging(MRI)/ magnetic resonance angiography(MRA)などの非侵襲的な診断技術の向上により7),もやもや病との診断がなされた患者が妊娠・出産を経験する機会も稀ではなくなってきている.
脳虚血症状を有するもやもや病に対しては,直接および間接血行再建術が有効な治療法として確立している3,8).しかしながら,妊娠中に虚血症状を呈して初発するもやもや病合併妊娠例に対しては,治療のタイミングを含めた手術適応,ならびに周産期の管理方法についての明確な指針が存在しないのが実情である5,6,9).今回われわれは,妊娠後期に進行性脳梗塞にて初発し,緊急帝王切開術後に二期的に両側頭蓋外内血行再建術を施行し,良好な結果を得たもやもや病合併妊娠の1例を経験したので報告する.
Trappingで治療したsupreme anterior communicating arteryに発生した破裂紡錘状脳動脈瘤の1手術例
著者: 齋藤浩史 , 石川達哉 , 宮田元 , 師井淳太 , 武藤達士 , 鈴木明文
ページ範囲:P.1101 - P.1105
Ⅰ.はじめに
Supreme anterior communicating artery(SAcom)は,脳梁膝部において脳梁周囲動脈(pericallosal artery)と脳梁辺縁動脈(callosomarginal artery)の分岐部で,左右の動脈間を交通する動脈としてLaitinenらにより初めて報告された5).その後の報告によると,SAcomは胎生期の遺残や前交通動脈の重複などと考えられており,末梢性前大脳動脈瘤に合併することがあると言われている3-5,12).
SAcomの症例報告自体は非常に稀であり,教科書的にもその存在について記載されているものは極めて少数である8).今回,われわれはSAcomに生じた紡錘状破裂脳動脈瘤にtrapping術を施行し,良好な経過を辿った症例を経験したので,現在までの報告に若干の文献的考察を加え報告する.
連載 脳神経血管内治療医に必要な知識
(4)脳動脈瘤に対する血管内手術の基本手技:simple techniqueによる瘤内塞栓術および親動脈閉塞術の実際
著者: 遠藤英徳 , 松本康史 , 近藤竜史 , 鈴木一郎 , 菊池登志雄 , 冨永悌二
ページ範囲:P.1107 - P.1118
Ⅰ.はじめに
脳動脈瘤に対する外科治療(開頭手術および血管内手術)において,血管内手術はデバイスの進化とともに一般化され,その治療数は年々増加している.血管内手術のうち,瘤内塞栓術は脳動脈瘤内にプラチナコイルを充塡して脳動脈瘤を閉塞させることを目的とするが,その手技はsimple techniqueとadjunctive techniqueに大別される.Simple techniqueはデバイスによるアシストなしで脳動脈瘤のtight packingを目標とする.一方,adjunctive techniqueは,バルーン・ダブルカテーテル・ステントなどを駆使してwide neck動脈瘤や巨大動脈瘤など,より治療困難な動脈瘤の根治を目的とする.Adjunctive techniqueはsimple techniqueと比較して手技が煩雑となるため,基本手技であるsimple techniqueの習熟が前提となる.
本稿では,脳動脈瘤治療に関する最近の知見を概説し,脳動脈瘤に対する瘤内塞栓術,特にsimple techniqueの手技を解説する.また,瘤内塞栓術で治療困難な特殊な動脈瘤(海綿静脈洞部内頚動脈瘤や出血性椎骨動脈解離)に対する親動脈閉塞に関して,手技を中心に解説する.
合併症のシステマティック・レビュー─適切なInformed Consentのために
(5)経蝶形骨手術
著者: 天野耕作 , 川俣貴一 , 堀智勝 , 岡田芳和
ページ範囲:P.1119 - P.1129
Ⅰ.はじめに
20世紀初頭にSchloffer,Hirsch,Halstead,Cushingらが,脳深部に位置する下垂体病変に対して経蝶形骨手術(transsphenoidal surgery:TSS)という革新的な手術を創始した.しかし,手術顕微鏡も抗生剤もない当時,術中術後にさまざまな合併症が生じ致死率も高かったため,当手術が一般化することはなかった.その後,半世紀が過ぎ1965年にHardyらがTSSの革新性に再着目し,TSSに手術顕微鏡を導入した32).抗生剤の発見・普及も相まって合併症を減らすことが可能となり,以来約半世紀,TSSはその利便性から広く普及し一般的な手術となった67).
近年,神経内視鏡の導入8,9,43)により下垂体およびその近傍病変に対するTSSの適応は広がり,前頭蓋底の広汎な領域に対する拡大経蝶形骨手術(extended TSS)11,21,23,25,26,28,37-41,46,47,72,79,80)も行われるようになってきた.またナビゲーションシステムの導入4,35,44,80)により当手術の安全性は向上し,さらには術中MRI 18)などの検査機器の導入,手術顕微鏡・内視鏡などの光学機器の進歩,摘出器具の開発45,72)により,腫瘍の摘出率も年々向上してきている.しかしながらどんなに安全性,摘出率が向上してきたとはいっても,開頭手術では稀なTSS特有の合併症への対応には各施設で未だ苦慮しているのが現状である.画期的手術であるTSSの発展の歴史は,いかに合併症を減らすことができるかにかかってきたと思われる.したがって当手術に関する論文は,手術成績の向上に関することもさることながら,合併症を減らすためのさまざまな工夫についての著書が他分野に比べて多いのが特徴である.
TSSは開頭クリッピング術,開頭血腫除去術などの一般的な脳神経外科手術と比較して,施設間・術者間格差の大きい手術である.それは治癒率などの治療成績以上に合併症率において顕著である.その理由はCiricらが示した(Table 1)15)とおりlearning curveの存在に尽きる.しかしながら術者として500例以上の経験を積むことができる脳神経外科医はCiricらの集計でも29/958(3%)と限られており,本邦ではおそらく20人に満たないであろう.その経験症例数を補うためには合併症に対する十分な知識を得ておくことが肝要である.
本連載の主題は,患者に対する─適切なInformed Consentのために─であるが,本稿ではTSSの合併症を少しでも減らすことも目的の1つとし,その傾向とともに対策についても概説する.
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欧文目次 フリーアクセス
ページ範囲:P.1047 - P.1047
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ご案内 第29回白馬脳神経外科セミナー フリーアクセス
ページ範囲:P.1077 - P.1077
日 時 2013年2月28日(木)~3月2日(土)
会 長 青森県立中央病院脳神経外科 西嶌美知春
会 場 八甲田ホテル(青森)
「読者からの手紙」募集 フリーアクセス
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お知らせ フリーアクセス
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文献抄録 Hypoxia-induced autophagy promotes tumor cell survival and adaptation to antiangiogenic treatment in glioblastoma フリーアクセス
著者: 斉藤克也
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投稿ならびに執筆規定 フリーアクセス
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ページ範囲:P.1133 - P.1134
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次号予告 フリーアクセス
ページ範囲:P.1137 - P.1137
編集後記 フリーアクセス
著者: 高安正和
ページ範囲:P.1138 - P.1138
この後記の執筆中は,京都大学の山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞に日本中の興奮が未だ冷めやらない時期です.ノーベル賞の日本人受賞者としては19人目,医学生理学賞の受賞は1987年の利根川進氏の受賞に続いて2人目です.今回の山中教授のノーベル賞受賞は,われわれ医師にも大きなインパクトと希望を与えてくれました.iPS細胞により再生医療への道が大きく開かれたことは言うに及ばず,さらに病気の原因究明や創薬といった分野においても極めて有用な手段となり得ます.みなさんご存じのように,山中教授はもともと整形外科医としてそのキャリアをスタートされました.ご本人は決して不器用ではなかったとおっしゃっていますが,「ジャマナカ」というあだ名がつくほど手術は不得意であったようです.その後薬理学の大学院に入学したのがきっかけで基礎医学者へ転身し,iPS細胞の発見へとつながりました.山中教授の経歴を拝見すると,われわれも「ひょっとすると」と思われる読者もいらっしゃるのではないでしょうか.山中教授がその著書の中に書かれている米国留学中に恩師から教えられた研究者としての成功の秘訣「VW」は,真に的を射た言葉ですので紹介させていただきます.V:Vision,W:Work hard,そのどちらも常に持ち続けることが大切です.
さて,本号も本誌ならではの多彩な内容となっています.「扉」においては,髙倉公朋先生から最近の尖閣諸島をめぐる日中外交問題に端を発し,国際友好関係の重要性についての示唆に富んだお言葉をいただきました.先生が早くから日露の友好に力を注がれた経緯を興味深く読ませていただきました.また,松成一朗先生の「総説」においてはアルツハイマー病の最新の画像診断について解説いただき,特に今後,早期診断のために大いに期待される脳アミロイドイメージングについてもご紹介いただきました.「研究」の,開頭術時に眼球にかかる圧の測定に関する論文は,警鐘を鳴らす意味からも意義があり,特に若い脳神経外科医に読んでいただきたい論文です.開頭時の眼球圧迫に伴う視力障害は極めて稀ですが,いったん発生すると重大な合併症となります.私自身も昔,苦い経験があります.連載の2編,「脳動脈瘤に対する血管内手術の基本手技」,「経蝶形骨手術の術後合併症」はたいへんわかりやすく要点がまとめられております.症例報告なども多様であり,内容の濃い号に仕上がっておりますので,ぜひ一読ください.
「Neurological Surgery 脳神経外科」第40巻 総目次 フリーアクセス
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基本情報

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39巻2号(2011年2月発行)
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