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編集後記 フリーアクセス
著者: 斉藤延人
所属機関:
ページ範囲:P.750 - P.750
文献購入ページに移動さて,本号の「扉」では埼玉医科大学総合医療センターの松居 徹先生が「一脳外科医として抱く無常という事」と題した寄稿をされています.無常とは仏教用語ですが,松居先生は脳神経外科の無常にも着目され,そこにある無常の美やそこにみつける喜びについて言及されています.先達の力により,脳神経外科学も常に進歩を続けており,10年前の考え方は既に古くなっているのかもしれません.無常の脳神経外科学に対応するために,われわれは常に学び続ける必要があるのでしょうし,本誌で紹介されているような数々の研究開発が将来を担うのだと思われます.本号におきましても,研究論文やテクニカルノートにおいて,新しい工夫などが紹介されています.総説では,慶應義塾大学リハビリテーション医学教室の藤原俊之先生に「ニューロリハビリテーションの最近のトピックス」をまとめてご紹介いただいています.また,症例報告も最近のトピックスに相応しい症例が掲載されています.合併症のシステマティックレビューや脳血管内治療医に必要な知識など,連載項目も引き続き充実しています.
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