文献詳細
文献概要
扉
外科医は何歳まで手術できるか
著者: 阿部弘1
所属機関: 1札幌秀友会病院
ページ範囲:P.867 - P.868
文献購入ページに移動私は,北海道大学(北大)を退職してから,私立大学の教官や2〜3の病院へ勤務した後に,現在の病院へ赴任した.手術の機会を得て,数年間のブランクはあったが,慣れ親しんだ手術から手術を再開したところ,スムーズに滑り出すことができた.以来週2件の割合で手術を行い,現在はややペースを落として週1件手術を行っている.頸椎症,頸椎OPLL,腰部脊柱管狭窄症,腰椎椎間板ヘルニア,腰椎すべり症などの脊椎変性疾患が多い.北大時代は,同じ脊髄疾患でも,脊髄髄内腫瘍,脊髄AVM,頭蓋頸椎移行部病変,頸椎OPLL,脊髄空洞症などが多かった.現在最も多く手術を行っている腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症の経験は北大時代は少なく,種々の文献,学会から学び,経験を重ねた.
掲載誌情報