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報告記
European Stroke Conference 2015(2015年5月13〜15日)
著者: 高橋里史1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.942 - P.943
文献購入ページに移動Hennerici教授が開会の辞で強調されていましたが,本学会は財政的な独立性を目指し,企業などからの財政的なサポートを極力避けているとのことで,純粋に学術的に興味深いプログラムが組まれていると感じました.特に今年は脳神経外科のセッションや,動脈瘤のセッションが組まれており,本邦からも森田明夫教授(日本医科大学)がUCAS JAPANについて発表されており,会場は盛況でした.その他,“Inflammation & stroke”,“Penumbra reperfusion”などのリーサチトピックもそれぞれの最先端の研究をまとめて拝聴することができ,今後の基礎研究のヒントを多数得ることができました.また,例えば頭蓋内動脈狭窄に対するステント治療の有効性を論じたSAMMPRISのfirst authorであるM.I. Chimowitz教授が,論文以降のデータを交えながらSAMMPRISの解説をしてくださるなど,論文でお名前を見る先生方のお話を実際に聞くことができたことも勉強になりました.
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