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報告記
12th International Stereotactic Radiosurgery Society Congress (2015年6月7〜11日)
著者: 林基弘1
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.1028 - P.1029
文献購入ページに移動 2015年6月7〜11日(5日間),パシフィコ横浜にて12th International Stereotactic Radiosurgery Society Congress(第12回国際定位放射線治療学会学術大会)を主催させていただきました.本会は2年に1度の脳定位放射線手術および脳・体幹部高精度照射治療における世界最高峰の学術大会であり,日本への招致開催は2003年に髙倉公朋会長のもとで初開催されて以来,実に12年ぶりとなりました.初日の開会式では,名誉会長・髙倉公朋先生,日本脳神経外科学会理事長・嘉山孝正先生,日本放射線腫瘍学会理事長・西村恭昌先生よりご祝辞をいただき,引き続き「日本の匠たち」と題する,世界的に著名な日本人医師による記念講演(東京大学・斉藤延人先生,群馬大学・中野隆史先生,東京女子医科大学・岡野光夫先生)により晴れのスタートとなりました.
第2日目以降の学術セッションでは,大会テーマに「Meet the Experts and Share the Experiences」を掲げ,従来の定位放射線治療専門医師・医学物理士のみによる学会とはせず,関連各専門分野医師と直接交流し,今後の疾患治療戦略について討議・結論できるオープンな学会運営を目的として企画構成を進めていきました.「ディベートセッション新設」と「教育プログラム充実」の2つのコンセプトを柱として一般応募演題に加え,総計470演題・参加者総数600名にのぼり,過去12回の大会において1,2を争う盛会となりました.特に,一番のメイン企画「Main Debate Symposium」では,定位放射線治療専門医師および関連診療専門医師の間において,直接的討議が必要な4疾患トピックス(悪性グリオーマ・手術困難頭蓋底腫瘍・転移性脳腫瘍・機能性および精神疾患)について白熱した議論が繰り広げられたことは非常に印象的でした.
第2日目以降の学術セッションでは,大会テーマに「Meet the Experts and Share the Experiences」を掲げ,従来の定位放射線治療専門医師・医学物理士のみによる学会とはせず,関連各専門分野医師と直接交流し,今後の疾患治療戦略について討議・結論できるオープンな学会運営を目的として企画構成を進めていきました.「ディベートセッション新設」と「教育プログラム充実」の2つのコンセプトを柱として一般応募演題に加え,総計470演題・参加者総数600名にのぼり,過去12回の大会において1,2を争う盛会となりました.特に,一番のメイン企画「Main Debate Symposium」では,定位放射線治療専門医師および関連診療専門医師の間において,直接的討議が必要な4疾患トピックス(悪性グリオーマ・手術困難頭蓋底腫瘍・転移性脳腫瘍・機能性および精神疾患)について白熱した議論が繰り広げられたことは非常に印象的でした.
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