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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科43巻8号

2015年08月発行

文献概要

報告記

The 1st Congress of Asian-Australasian Society for Pediatric Neurosurgery(AASPN)and Inaugural Meeting(AASPN2015)(2015年3月20〜22日)

著者: 亀田雅博1

所属機関: 1岡山大学大学院脳神経外科

ページ範囲:P.759 - P.760

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 AASPN 2015は,Tai-Tong Wong先生をAASPN president,Meng-Fai Kuo先生をAASPN2015 presidentとして,2015年3月20〜22日,台北のEvergreen International Convention Centerにて行われました.3月20日のwelcome receptionのあと,21,22の両日,先天奇形から脳腫瘍・血管障害まで,そして開頭手術のみならずガレン大静脈瘤や動静脈奇形などに対する血管内治療も含めて,幅広く小児神経外科領域の現状・諸問題について議論しました.
 日本からの報告は基本的には単一施設内での治療に関するものが多かったのですが,韓国からの発表は例えばgerm cell tumorに関する治療プロトコールをKorean Society Pediatric Neuro Oncology(KSPNO)主導で決めて,オール韓国で1つのプロトコールに従って治療を行った結果を報告するといったものもあり,国際的にも意義がある発表とみなされるためには,やはりオール日本での取り組みが必要ということを改めて実感しました.参加人数・登録演題数とも日本からが一番多く,日本からは千葉県立こども病院の安藤亮先生の症候性キアリ2型奇形に対する自然歴を踏まえた治療方針の再考に関する演題がBest Paper Awardに選ばれ,また奈良県立医科大学の小谷有希子先生のmedulloblastoma治療後8年で生じた放射線誘発glioblastomaの症例報告がBest Case Report Awardに選ばれ,21日のbanquetの際に受賞式がありました.おめでとうございます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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