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書評
—川村 孝●著—臨床研究の教科書—研究デザインとデータ処理のポイント
著者: 村川裕二1
所属機関: 1帝京大学附属溝口病院中央検査部
ページ範囲:P.598 - P.598
文献購入ページに移動●作法は初心者のうちに学ぶべし
今どきの〈愛想の良い本〉ではない.〈臨床研究をなぜやるか,どうやるか,ロジックは,統計処理は〉などを1cmの厚さにまとめてある.
論文を10本書いた人が本書を開けば,自分の研究計画が杜撰だったとか,もっと理を詰めるべきだったなど思い至ることもあるかもしれぬ.しかし,多少でも研究の道を歩いてきたなら,自分の流儀が出来上がっていて,いまさらイチから習う気にはならぬもの.下手なゴルフを20年続けてきたのに,30回のレッスンを受けるために駅前のスクールに通う人は少ない.
今どきの〈愛想の良い本〉ではない.〈臨床研究をなぜやるか,どうやるか,ロジックは,統計処理は〉などを1cmの厚さにまとめてある.
論文を10本書いた人が本書を開けば,自分の研究計画が杜撰だったとか,もっと理を詰めるべきだったなど思い至ることもあるかもしれぬ.しかし,多少でも研究の道を歩いてきたなら,自分の流儀が出来上がっていて,いまさらイチから習う気にはならぬもの.下手なゴルフを20年続けてきたのに,30回のレッスンを受けるために駅前のスクールに通う人は少ない.
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