文献詳細
文献概要
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編集後記
著者: 寳金清博
所属機関:
ページ範囲:P.950 - P.950
文献購入ページに移動 本号の「扉」では高里良男先生から貴重なご意見をいただいた.医療は医学に根差したものであり,医学は世界と広くつながっていることは疑う余地がない.しかし,こうした医学のグローバル性の一方で,医療は地場産業であり,向こう三軒両隣の中で生きて・評価されるものでなければならない.その当たり前のことが「地域医療」という言葉で表現される.
地域社会のインフラを構成する要素として,「医療」と「教育」は,最も重要なものである.もちろん,「治安」「上下水道」「電力」「交通」など空気のような必需要素もあるが,「医療」と「教育」は,その地域の住民の生存にとって,同様に必須である.しかし,これが最初に削減の対象になることも事実である.筆者の勤務する病院は,最近,日本で唯一の財政再建団体となった夕張市と連携することになったが,夕張市では,財政破綻に伴って公立病院が閉鎖され,3つあった高校は1つに統合された.
地域社会のインフラを構成する要素として,「医療」と「教育」は,最も重要なものである.もちろん,「治安」「上下水道」「電力」「交通」など空気のような必需要素もあるが,「医療」と「教育」は,その地域の住民の生存にとって,同様に必須である.しかし,これが最初に削減の対象になることも事実である.筆者の勤務する病院は,最近,日本で唯一の財政再建団体となった夕張市と連携することになったが,夕張市では,財政破綻に伴って公立病院が閉鎖され,3つあった高校は1つに統合された.
参考文献
1) 厚生労働省:平成26年 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/14/dl/gaikyo.pdf
2) 寳金清博:超高齢社会と地域医療—医療変革と社会変革—.学術の動向 20(6):59-62, 2015
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