文献詳細
文献概要
--------------------
編集後記 フリーアクセス
著者: 新井一
所属機関:
ページ範囲:P.90 - P.90
文献購入ページに移動「機能的脳神経外科最新の動向」と題する連載欄には,前澤聡先生によるEEG-fMRIを用いた焦点診断についての総説が掲載されている.磁場環境でのEEG計測という課題の解決が必要となるが,時間分解能の高いEEGと空間分解能の高いMRIとの融合は,てんかん焦点の診断に新たな展開をもたらすものと期待される.「教訓的症例に学ぶシリーズ」では,頭部外傷に伴う後頭動脈の仮性動脈瘤の症例が呈示されているが,頻度は稀でもその存在を知っておくべき病態であると思われた.その他,本号に掲載された研究論文2編,症例報告6編,学会報告記1編はいずれも内容が充実しており,脳神経外科の広い分野を網羅した読み応えのある1月号となった.
掲載誌情報