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症例
外傷性頚髄損傷に伴ったmassive retropharyngeal hematomaの1例
著者: 荒井孝至123 朝本俊司12 福井康之2 遠藤孝裕12 忍田欽哉1 荒井好範1 川村典義1 岡村康之1 村松広行1 土居浩1 川俣貴一3
所属機関: 1牧田総合病院脳神経外科 2牧田総合病院脊椎脊髄センター 3東京女子医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.707 - P.710
文献購入ページに移動Retropharyngeal hematomaは気道と隣接した場所に発生する占拠性病変であり,稀に気道閉塞を来し致死的になることがある4).特に外傷性頚髄損傷の際にはほぼ必発であり,とりわけ抗血栓療法中は重症化しやすいとされる5).今回,外傷性頚髄損傷に伴ったmassive retropharyngeal hematomaにより気道閉塞を来した1例を経験したので,文献的考察を含め報告する.
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