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特集 脳動脈瘤—Q & Aで学ぶ開頭術,血管内治療のコツと使い分け Ⅲ脳動脈瘤に対する血管内治療
コイルの選択と挿入法および離脱困難時の対応は?
著者: 松丸祐司1 鯨岡裕司2
所属機関: 1筑波大学医学医療系脳神経外科・脳卒中予防治療学講座 2茨城県立中央病院脳神経外科
ページ範囲:P.105 - P.110
文献購入ページに移動・虎の門病院における未破裂脳動脈瘤症例の後方視的な研究より,1stコイルが留置コイルの体積の1/3以上を占めると,再発・再治療が少なくなることが明らかとなった.
・コイルを留置しながらカテーテルの位置を調整するためには,機器の把持の仕方を工夫する必要がある(Fig. 1).
・離脱不良とその対応には機器の添付文書を参照する.離脱位置の確認や電源部(パワーサプライ)の交換などでも離脱できない場合,推奨されないが,ワイヤーの回転によるねじ切りやワニグチクリップによる電気回路の再建などの手段もある.
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