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特集 脳神経画像Critical Findings—おさえておきたい症状とCT/MRI画像所見 Ⅲ脳卒中と鑑別すべき疾患
てんかん重積の評価
著者: 福多真史1
所属機関: 1国立病院機構西新潟中央病院機能脳神経外科
ページ範囲:P.335 - P.341
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・てんかん重積におけるMRI DWIでの高信号領域は,大脳皮質中心に広がり,海馬や視床枕にも認められることがある.
・てんかん重積状態での持続脳波モニタリングでは,徐波律動,てんかん性異常波,周期性発射などさまざまな所見が認められ,特に非痙攣性てんかん重積状態での診断価値が高い.
・MRIおよび持続脳波モニタリングを用いて,できる限り早期にてんかん重積状態を診断し,速やかに治療に移ることが重要である.
・てんかん重積におけるMRI DWIでの高信号領域は,大脳皮質中心に広がり,海馬や視床枕にも認められることがある.
・てんかん重積状態での持続脳波モニタリングでは,徐波律動,てんかん性異常波,周期性発射などさまざまな所見が認められ,特に非痙攣性てんかん重積状態での診断価値が高い.
・MRIおよび持続脳波モニタリングを用いて,できる限り早期にてんかん重積状態を診断し,速やかに治療に移ることが重要である.
参考文献
1)Trinka E, et al:A definition and classification of status epilepticus-report of the ILAE Task Force on Classification of Status Epilepticus. Epilepsia 56:1515-1523, 2015
2)Chatzikonstantinou A, et al:Features of acute DWI abnormalities related to status epilepticus. Epilepsy Res 97:45-51, 2011
3)Oishi M, et al:Ictal focal hyperperfusion demonstrated by arterial spin-labeling perfusion MRI in partial epilepsy status. Neuroradiology 54:653-656, 2012
4)Claassen J, et al:Detection of electrographic seizures with continuous EEG monitoring in critically ill patients. Neurology 62:1743-1748, 2004
5)Kubota Y, et al:Nonconvulsive status epilepticus in the neurosurgical setting. Neurol Med Chir(Tokyo)56:626-631, 2016
6)日本神経学会(監),「てんかん診療ガイドライン」作成委員会(編):てんかん診療ガイドライン2018.医学書院,東京,2018,pp. 76-90
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