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特集 脳神経画像Critical Findings—おさえておきたい症状とCT/MRI画像所見 Ⅴ特徴的な画像所見を示す新しい概念の脳腫瘍
黒色腫(メラニン細胞)系腫瘍
著者: 岡本浩一郎1 棗田学2 大石誠2 藤井幸彦2
所属機関: 1新潟大学脳研究所トランスレーショナル研究分野 2新潟大学脳研究所脳神経外科学教室
ページ範囲:P.389 - P.394
文献購入ページに移動・単純CTで高吸収,T1WIで高信号を認める場合,出血・石灰化に加えメラニン含有性病変を考える.
・頭蓋内にメラニン含有性病変を認めた場合,皮膚病変(母斑)の有無を確認する.
・無症状でも大きな,あるいは多発する先天性母斑を認める場合,神経皮膚黒色症を疑う.
・神経皮膚黒色症の40〜60%に悪性黒色腫が発生し,予後不良である.
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