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特集 脳神経画像Critical Findings—おさえておきたい症状とCT/MRI画像所見 Ⅵおさえておきたい神経内科疾患(拡散強調像高信号)
自己免疫性脳炎・髄膜炎
著者: 佐藤晶1
所属機関: 1新潟市民病院脳神経内科
ページ範囲:P.401 - P.406
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・自己免疫性辺縁系脳炎では,海馬や帯状回皮質においてDWIで高信号病変を呈することがあり,てんかん重積による画像変化と類似するが,注意が必要である.
・関節リウマチや多発軟骨炎などリウマチ性疾患に伴う髄膜炎では,DWIで主に前頭葉のくも膜下腔に高信号の特徴的病変を呈することがある.
・延髄最後野病変は,視神経脊髄炎の病巣の好発部位である.
・自己免疫性辺縁系脳炎では,海馬や帯状回皮質においてDWIで高信号病変を呈することがあり,てんかん重積による画像変化と類似するが,注意が必要である.
・関節リウマチや多発軟骨炎などリウマチ性疾患に伴う髄膜炎では,DWIで主に前頭葉のくも膜下腔に高信号の特徴的病変を呈することがある.
・延髄最後野病変は,視神経脊髄炎の病巣の好発部位である.
参考文献
1)Dalmau J, et al:An update on anti-NMDA receptor encephalitis for neurologists and psychiatrists:mechanisms and models. Lancet Neurol 18:1045-1057, 2019
2)Roques M, et al:MRI with DWI helps in depicting rheumatoid meningitis. J Neuroradiol 41:275-277, 2014
3)Shosha E, et al:Area postrema syndrome:frequency, criteria, and severity in AQP4-IgG-positive NMOSD. Neurology 91:e1642-e1651, 2018
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