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特集 脳神経画像Critical Findings—おさえておきたい症状とCT/MRI画像所見 Ⅵおさえておきたい神経内科疾患(拡散強調像高信号)
可逆性脳梁膨大部病変を有する脳炎・脳症(MERS)
著者: 佐藤晶1
所属機関: 1新潟市民病院脳神経内科
ページ範囲:P.413 - P.417
文献購入ページに移動・MERSは,脳梁膨大部にDWI高信号,ADC低下を示す可逆性の左右対称病変で,この病変自体は一過性で機能障害を残さないとされる.
・インフルエンザなどの感染症,薬剤性,代謝性など,さまざまな状態でみられることがある.
・脳梁を侵す疾患には,他にマルキアファーヴァ・ビニャミ病のように,脳梁を広範囲に傷害し後遺症を残すものもあり,注意が必要である.
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