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総説
「脳卒中・循環器病対策基本法」に基づく本邦の脳卒中治療体制の将来
著者: 宮本享1 山田清文1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科脳神経外科学
ページ範囲:P.445 - P.451
文献購入ページに移動2015年以降,急性期脳虚血に対する機械的血栓回収療法の有効性に関するエビデンスが続々と報告され,急性期脳卒中診療体制の整備が急務となった.2016年12月に日本脳卒中学会は日本循環器学会とともに「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」を公表し,2018年12月に「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中,心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」(以下,循環器病対策基本法)が成立した1).
本稿では,本邦における脳卒中診療体制がこれからどのように整備されていくかについて述べる.
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