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特集 グリオーマ—現在の常識と近未来のスタンダード
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著者: 武笠晃丈1
所属機関: 1熊本大学医学部脳神経外科
ページ範囲:P.465 - P.465
治療においては,特に医用工学的な進歩が目覚ましく,画像解析技術向上による精細な術前シミュレーション画像作成などの周術期支援強化に加え,手術の現場も大きく変容しつつある.術者による職人技を支えるさまざまな電気生理学的モニタリング技術やナビゲーションシステムの進歩と普及,神経内視鏡の一般化や外視鏡などの機器の開発,術中MRIの導入など種々の変革がもたらされ,われわれ医師はこれらの新技術に対応できる必要がある.手術以外でも,放射線治療機器・技術の向上のほか,分子標的療法,免疫療法やウイルス療法などさまざまな治療法開発が急ピッチで進んでいる.
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