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特集 頭部外傷診療アップデート—ガイドラインを読み解く
Editorial
著者: 刈部博1
所属機関: 1仙台市立病院脳神経外科
ページ範囲:P.921 - P.921
文献購入ページに移動 頭部外傷診療は,脳神経外科医がイニシアチブを取り専門診療を行う本質は以前から変わっていませんが,近年では病院前救護,救急部門,手術部門,集中治療部門,リハビリテーション部門など診療局面が細分化され,さまざまな局面での診療内容が高度化したことにより,各職種のプロフェッショナルが協働することによって成り立っています.このような状況で,職種や経験の異なるスタッフによる協働作業を円滑に進めるためのシステムが「標準化」であり,標準化の指針となるのが診療ガイドラインです.
頭部外傷の診療ガイドラインは2000年に初版が発行されて以来,6〜7年ごとに版を重ね,2019年10月に現行第4版の『頭部外傷治療・管理のガイドライン』が発刊されました.この新版ガイドラインは,白衣のポケットに入れて持ち運びができるよう従来のA5判サイズを踏襲していますが,頭部外傷診療の細分化・高度化に伴い,大幅に増補され充実した内容となりました.
頭部外傷の診療ガイドラインは2000年に初版が発行されて以来,6〜7年ごとに版を重ね,2019年10月に現行第4版の『頭部外傷治療・管理のガイドライン』が発刊されました.この新版ガイドラインは,白衣のポケットに入れて持ち運びができるよう従来のA5判サイズを踏襲していますが,頭部外傷診療の細分化・高度化に伴い,大幅に増補され充実した内容となりました.
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