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特集 頭部外傷診療アップデート—ガイドラインを読み解く Ⅲ さまざまな頭部外傷の病態 ▼コラム
ライフマネジメントとしてみる頭部外傷診療の心構え
著者: 刈部博1
所属機関: 1仙台市立病院脳神経外科
ページ範囲:P.1066 - P.1069
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・頭部外傷診療では急性期局面の診療を行いつつ,長期的視野に立ってさまざまな連携を意識することが重要である.
・慢性期以降の高次脳機能障害診断のためには急性期MRIが有用である.
・外傷後早期から患者や家族に周知・教育することにより,外来フォローアップのドロップアウトを予防することが重要である.
・頭部外傷診療では急性期局面の診療を行いつつ,長期的視野に立ってさまざまな連携を意識することが重要である.
・慢性期以降の高次脳機能障害診断のためには急性期MRIが有用である.
・外傷後早期から患者や家族に周知・教育することにより,外来フォローアップのドロップアウトを予防することが重要である.
参考文献
1)中川敦寛,他:頭部外傷クリニック:脳振盪に対する対応の変化を踏まえた救急医と脳神経外科医の役割分担.日救急医会誌 29:330, 2018
2)横堀將司,他:我が国における高齢者重症頭部外傷の変遷—頭部外傷データバンクプロジェクト1998〜2015からの検討.神経外傷 41:71-80, 2018
3)Hartvigsen J, et al:Mild traumatic brain injury after motor vehicle collisions:what are the symptoms and who treats them? A population-based 1-year inception cohort study. Arch Phys Med Rehabil 95(3 Suppl):S286-S294, 2014
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