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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科49巻6号

2021年11月発行

文献概要

特集 脊髄脊椎・末梢神経外科ことはじめ Ⅱ 脊髄脊椎疾患の基礎知識

脊髄脊椎外科における神経診察—脊髄高位診断のコツは?

著者: 遠藤俊毅1 伊藤明1 冨永悌二1

所属機関: 1東北大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.1151 - P.1159

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Point
・脊髄脊椎外科の魅力は,正しい診断と手術により患者の症状を劇的に改善できることにある.
・画像を直すのではなく,患者を治す.そのために,神経診察により患者症状の責任病変を絞り込むことが大切である.
・画像所見はあくまでも神経診察による診断を確認するために使用する.その際,同一椎間板レベルにおける神経根と脊髄髄節レベルの「ずれ」に注意する.
・患者の訴えを聴き,姿勢や動きによる症状の変化に注目する.

参考文献

1)田崎義昭,斎藤佳雄(著),坂井文彦(改訂):ベッドサイドの神経の診かた 第18版.南山堂,東京,2016
2)長野 昭(訳):整形外科医のための神経学図説 原書第2版.南江堂,東京,2019
3)国分正一:頚椎症性脊髄症における責任椎間板高位の神経学的診断.臨整外 19:417-424, 1984

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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