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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科49巻6号

2021年11月発行

文献概要

特集 脊髄脊椎・末梢神経外科ことはじめ Ⅴ 末梢神経絞扼性障害の基本

脊髄変性疾患と末梢神経絞扼障害—鑑別診断は?

著者: 原政人1

所属機関: 1愛知医科大学病院脊椎脊髄センター

ページ範囲:P.1298 - P.1305

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Point
・脊髄変性疾患の手術成績不良例を出さないためにも,末梢神経絞扼障害を念頭に置いた神経診察が必要である.
・鑑別困難なL5神経根症と総腓骨神経絞扼障害,C8神経根症と胸郭出口症候群・尺骨神経絞扼障害の鑑別を示す.
・下垂指についての鑑別を示すとともに,限局性筋力低下が脳神経内科疾患による症候である可能性についても言及する.

参考文献

1)Wiltse LL, et al:Alar transverse process impingement of the L5 spinal nerve:the far-out syndrome. Spine(Phila Pa 1976)9:31-41, 1984
2)岩本直高,他:絞扼性腓骨神経障害の臨床像に関する検討.No Shinkei Geka 43:309-316, 2015
3)東原真奈,他:胸郭出口症候群—true neurogenic TOSの神経症候.Brain Nerve 68:521-529, 2016
4)園生雅弘:頸椎症性筋萎縮症.Brain Nerve 68:509-519, 2016
5)福島和広,池田修一:神経痛性筋萎縮症.Brain Nerve 66:1421-1428, 2014
6)園生雅弘:頸椎症性筋萎縮症と下垂指.脊椎脊髄 30:101-106, 2017
7)中西欣弥,他:下垂足を主訴とした脳・脊髄疾患.脊椎脊髄 28:199-203, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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