icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科5巻10号

1977年09月発行

文献概要

症例

頭部外傷に起因する一次性両側動眼神経麻痺の1例

著者: 藤野秀策1 深井博志1 梅田昭正1 筒井純2

所属機関: 1川崎医科大学脳神経外科 2川崎医科大学眼科

ページ範囲:P.1065 - P.1069

文献購入ページに移動
Ⅰ.はじめに
 頭部外傷に由来する眼筋障害,眼球運動神経.麻痺には直達外力により受傷直後に発生する一次性障害と,脳ヘルニヤなどに起因する続発性の二次性障害に分けられる.これらの多くは内眼筋,外眼筋,あるいは眼瞼挙筋.眼輪筋などの片側性の部分もしくは複合障害であり,両側性のものはまれである.
 一次性両側眼球運動神経障害は少ないものであるが9,10,12,18),とりわけ両側性動眼神経麻痺が頭部外傷の一次性損傷としてみられたとの報告はまれである2,8,10,12,18)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?