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症例
Pituitary Apoplexyを起こした巨大下垂体腺腫
著者: 嘉山孝正1 内田桂太1 吉本高志1 和田徳男2 並木恒夫3
所属機関: 1東北大学脳研脳神経外科 2国立仙台病院脳神経外科 3国立仙台病院研究検査科病理
ページ範囲:P.1293 - P.1297
文献購入ページに移動Pituitary apoplexyは一般に脳下垂体腫瘍において腫瘍内出血が起こり,そのために臨床症状の急激な発症,増悪を意味するclinical termである4).われわれは20年の長期の経過の後,突然重篤状態で発症し,主にnasopharyngeal extensionを呈していた巨大下垂体腺腫を経験したので臨床経過,剖検所見について報告し,あわせて若干の文献的考察を加えた.
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