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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科5巻13号

1977年12月発行

文献概要

症例

著明な側方伸展をきたしたprolactin分泌性下垂体腺腫の1例

著者: 森信太郎1 石原博文1 松本陽1 松村茂次郎1 原田廉1 児玉安紀1 日比野弘道1 石川進1 魚住徹1 宮井潔2 熊原雄一3 松本圭史4 生塩之敬5

所属機関: 1広島大学脳神経外科 2大阪大学中央臨床検査科 3大阪大学第4内科 4大阪大学癌研腫瘍代謝部門 5大阪大学脳神経外科

ページ範囲:P.1385 - P.1393

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Ⅰ.緒言
 下垂体腺腫の発育方向にはいろいろの方向のものが報告されているが実際には鞍横隔膜を挙上伸展し鞍上部に向けて発育するいわゆる鞍上部伸展がほとんどで,これ以外の方向,すなわちparasellar extension, frontal extension, temporal extension, posterior infratentorial extensionおよびPharyngeal extensionは比較的まれである.
 われわれは最近中頭蓋窩に巨大な腫瘤を形成し血腫を伴ったprolactin分泌性下錐体腺腫の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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