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脳神経外科医への期待
著者: 朝長正道1
所属機関: 1福岡大学脳神経外科
ページ範囲:P.101 - P.102
文献購入ページに移動脳神経外科医は,小さな脳の中に全生命を,全人格を,そして人間としての種々な機能を自分の手で局限まで追求せねばなりません.このためにきびしい論理の積み重ねと,全体的な方向の正しい把握と,そして時機を失することのない冷静な決断と実行が要求されます.このように人間の管理中枢に自分の責任でメスを加えるということから,脳神経外科医は物事に対していつも第三者的な態度を取り,発言をするようになったのではないでしょうか.こんなところが独善的だ,いじわるだ,冷たいとかの芳ばしくない評価の根拠だと思います.
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