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"Locked-in"症候群
著者: 萬年徹1
所属機関: 1東京大学神経内科
ページ範囲:P.121 - P.124
文献購入ページに移動"Locked-in"症候群とは
この症候群はPlum & Posner(1966)1)により提唱されたもので,最初の記載によるとその定義は以下のごとく要約される.
自分自身のこと,周囲の境環について十分承知しているにもかかわらず四肢麻痺,下位脳神経麻痺のために身振りあるいは発語が不可能となり,意志疎通の手段として,垂直方向の眼球運動か,まばたきが残されているだけの状態を指すものである(意識は障害されていない場合もあるし,障害されている場合もある).
この症候群はPlum & Posner(1966)1)により提唱されたもので,最初の記載によるとその定義は以下のごとく要約される.
自分自身のこと,周囲の境環について十分承知しているにもかかわらず四肢麻痺,下位脳神経麻痺のために身振りあるいは発語が不可能となり,意志疎通の手段として,垂直方向の眼球運動か,まばたきが残されているだけの状態を指すものである(意識は障害されていない場合もあるし,障害されている場合もある).
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