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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科5巻2号

1977年02月発行

文献概要

研究

頭蓋内クモ膜下腔におけるDimer-X®(第2報)—Electrocorticographic Study

著者: 西川方夫1 米川泰弘1

所属機関: 1チューリッヒ大学脳神経外科

ページ範囲:P.133 - P.136

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Ⅰ.はじめに
 水溶性造影剤を用いて脳室造影術が行われる際,時にあやまって造影剤がクモ膜下腔に注入されることがある.この時,重篤な痙攣発作が発現することがあり,患者は稀ならず死に至る.
 前回の実験で,我々は現存する水溶性造影剤のうち最も安全といわれているDimer-X®(以下DXと略する)においてもその毒性はかなり強いものであることを指摘し,合併症を防ぐには次の処置が必要であることを結論として述べた.すなわち,
 1.クモ膜下腔へ注入しないこと.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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