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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科5巻2号

1977年02月発行

文献概要

症例

Incidentally-discovered Aneurysmの経験

著者: 上野一義1 馬渕正二1 越前谷幸平1 井須豊彦1 後藤聡1 高村春雄1

所属機関: 1旭川赤十字病院脳神経外科

ページ範囲:P.183 - P.188

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Ⅰ.はじめに
 脳動脈瘤治療の理想は,脳動脈瘤が近接する脳神経を圧迫し麻痺症状を呈するか,または破裂してくも膜下出血を起こす以前に,直接手術を行うことであると思われる.しかし,無症状の脳動脈瘤を発見することは,現在のところ偶然の機会によるしかないであろう.我々は他疾患の血管写による検索中,偶然脳動脈瘤を8例に発見し,うち原疾患の予後が良好と思われる3例に直接手術を行った.脳血管写の注意深い観察により,偶然脳動脈瘤を発見することは稀有ではない印象を受けたので,皆干の文献的考察を加えてり症例を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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