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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科5巻3号

1977年03月発行

文献概要

研究

Lumbar Subarachnoid-Peritoneal Shuntの簡便法

著者: 桑名信匡1 桑原武夫1 中島麓1 細田浩道1 山口和郎1

所属機関: 1横浜市立大学脳神経外科

ページ範囲:P.229 - P.234

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Ⅰ.はじめに
 先天性あるいは後天性の交通性水頭症に加えて,クモ膜下出血,髄膜炎,頭部外傷などのあとに生ずる正常圧水頭症の概念が,近年ほぼ確立されてきた.後者に対してもshunt手術の有効性が認められており,実際に行われることが多い.したがって,われわれ脳外科医はshunt手術を行う機会が多くなっているといえよう.
 現在一般的に行われているshunt手術の術式としてはTorkildsen手術を除き,大部分は脳室心房短絡術(V-A shunt),あるいは脳室腹腔短絡術(V-P shunt)のいずれかである.いずれの場合も,種々の原因による管の不調がしばしばおこることは,われわれが日常よく経験するところであり,この不調の原因をできるだけ除くために諸家により種々に工夫がなされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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