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研究
Computerized transverse axial tomographyによる脳出血の診断
著者: 山本昌昭1 今永浩寿1 神保実1 喜多村孝一1 小林直紀2 斉藤由子2
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科 2東京女子医科大学神経放射線科
ページ範囲:P.333 - P.341
文献購入ページに移動近年イギリスで開発されたnon-invasiveなX線診断法であるcomputerized transverse axial tomography(CT)1,2,4)は,各種頭蓋内疾患の診断に飛躍的な進歩をもたらしつつある3,6).もちろん,CTにより頭蓋内の血管病変そのものが即座に診断されるものではない.脳血管の病変により二次的に起こる脳梗塞や血腫などの病理学的変化がきわめて鮮明に描出されるのである.
我々は,昭和50年8月以来,700余例の頭部CTを行っている.特に頭蓋内血腫では,その解剖学的な広がりはもとより,随伴する脳浮腫の程度,脳室の偏位,変形などが正確に検出されることが確認された.本稿では非外傷性頭蓋内血腫に関してのCTによる診断成績について述べるとともに,血腫像の時間的変化について検討する.
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