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研究
EMI-Scannerによる脳腫瘍の診断
著者: 今永浩寿1 山本昌昭1 神保実1 喜多村孝一1 小林直紀2 斉藤由子2
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科 2東京女子医科大学脳神経センター神経放射線科
ページ範囲:P.497 - P.510
文献購入ページに移動Hounsfield4)によって開発され,Ambrose1,2)によってはじめて臨床に応用されたcomputerized tomography(以下CTと略す)は診断能力がすぐれており,患者に与える苦痛が少なく,non-invasiveであることから,またたくまに神経放射線学的診断法の中で大きな役割をになうようになった.著者らは1975年8月よりEMI-Scannerを使用しはじめてから,現在までに約1,200例の頭部疾患の診断を行ってきた7).今回は著者らが経験した脳腫瘍症例について検討を加え,本法の脳腫瘍診断法としての有用性および限界について述べる.
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