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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科5巻6号

1977年06月発行

文献概要

症例

家族内発生を示した多発性Hemangioblastoma

著者: 北野郁夫1 木下和夫12 福村昭信13 松角康彦1

所属機関: 1熊本大学脳神経外科 2九州大学脳研外科 3下関厚生病院脳神経外科

ページ範囲:P.611 - P.617

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Ⅰ.はじめに
 脳のhemangioblastomaは,頭蓋内腫瘍の約2%4,16),後頭蓋窩種瘍の7-10%8,10,16)にみられる.好発部位は小脳であるが,他の中枢神経系に多発することも10%程度8)にある.また,家族発生例も稀でなく,10-20%4)の頻度といわれている.われわれは,濃厚な家族発生をみ,多彩な神経症状を呈した,多発性hemangioblastomaを経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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