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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科5巻6号

1977年06月発行

文献概要

症例

選択的椎骨動脈撮影後に生じた一過性皮質盲(Transient Cerebral Blindness)の1例

著者: 吉田麗己1 橋本邦雄1 平塚秀雄1 稲葉穣1 渋谷均2 井上善弘2

所属機関: 1東京医科歯科大学脳神経外科 2東京医科歯科大学放射線科

ページ範囲:P.669 - P.672

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Ⅰ.はじめに
 Seldinger法による選択的椎骨動脈撮影の合併症のうちで,神経学的合併症の発生頻度は,諸家の報告によれば,1.48-6.5%といわれている8,14,17).これらの神経学的合併症の中には,ごく軽度の一過性のものから,中枢神経系に永久障害を残す重篤なものまで,さまざまである14)
 最近.我々は,このうちでtransient cerebral blindnessをきたした1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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