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研究
急性頭部外傷—特に頭蓋内血腫のCT scannerによる評価
著者: 河村弘庸1 天野恵市1 伊関洋1 谷川達也1 宮崎崇1 上条裕朗1 喜多村孝一1 小林直紀2
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科 2東京女子医科大学脳神経センター神経放射線科
ページ範囲:P.749 - P.760
文献購入ページに移動急性頭部外傷,とくに急性頭蓋内血腫の診断には,脳血管撮影が絶大な偉力を発揮することはいうまでもない.しかしながら急性期重症頭部外傷患者を扱う際には,限られた時間内に十分な脳血管撮影の許される余裕がないことが多く,したがってcombined hematomaの適確な把握,さらには脳内血腫と脳挫傷に伴う限局性浮腫との鑑別はかならずしも容易でない.
さて,著者らは,EMI社で開発されたcomputerized tomography(CT),"EMI scanner"1,7)が当脳神経センターにおいて1975年8月下旬より臨床応用に供されたのを機に,急性頭部外傷,特に急性頭蓋内血腫の本装置による診断を行ってきた.
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