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研究
高位頸椎方穿刺法
著者: 細田浩道1 中島麓1 桑原武夫2
所属機関: 1横須賀共済病院脳神経外科 2横浜市立大学脳神経外科
ページ範囲:P.841 - P.843
文献購入ページに移動適応は通常の腰椎穿刺法では,くも膜下腔に到達しえない時が主であるが,これらを列挙すると,①広範囲の腰仙部のくも膜炎,癒着および腰仙部後方固定術後の症例,②腰仙部硬膜内外の占拠性病変,③以前施行のミエログラフィーでブロックが存在し,その病変の上限の範囲を知る必要のある時,④頭蓋牽引中の急性,亜急性脊髄損傷例へのミエログラフィー,⑤高度な脊椎管狭小例,⑥放射性同位.元素による脳槽シンチグラフィーへの応用,⑦気脳写への応用,⑧分析用髄液の採取,などである.
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